歯医者から足が遠のいてる方々へ   2024年10月29日

こんにちは。アルティス歯科・矯正・口腔外科クリニック西宮北口の助手Rです。

歯医者といえば、昔は虫歯を治すために通院するところで、痛くなった時だけ行くイメージでしたが、今は予防重視というクリニックがほとんどで、悪いところがなくても定期検診で年3〜4回コンスタントに通院されている患者さんも多勢いらっしゃいますね。
そういうご時世に、 歯医者が怖い、嫌い、など様々な理由でもう何年、何十年も歯医者に行っていない、クリーニングさえ受けた事がない、ますます歯医者から足が遠のくという方々がいます。
治療が痛いのが怖いという方とあまりにもほったらかしにしていてもうお口の中を見られるのが恥ずかしいという理由で来られないと言う方へ、私が思うことをお話しようと思います。 

【痛い治療が嫌と言う方】
もし今歯にお痛みがあれば、何らかの原因があり、それが虫歯であればすでに進行しているという事です。虫歯の他に知覚過敏や噛み合わせの影響などが原因の場合もありますが、虫歯が原因の場合は虫歯が小さければ治療のお痛みは少なく、通院回数も少なくなります。
少しの痛みを通り越して何もしてなくてもズキズキ痛くなってきたとしたら、そこから歯医者で治療するのはもっと怖くなって行きたくなくなりますよね。
そしてものすごく痛かったのに、急に痛みがなくなったとしたらそれはラッキーではなく、神経が死んでしまった可能性が高いです。その場合も放っておいていいわけではなく、死んだ神経は取り除かないといけません。神経が死んでしまうと膿がたまってきて、ひどい場合は顔まで腫れてくることもあり、最悪、抜歯しなければならなくなります。歯は風邪などの病気と違って一度悪くなると自然に治ったりはしません。虫歯も歯周病も進行していく一方なので、1日でも早く処置を始めることをお勧めします。
痛いのが嫌という方こそ、先延ばしせず早く治療してしまいましょう。

【何年、何十年歯医者に行ってなくて恥ずかしいという方】
こう言われる方、何人もおられます。恥ずかしくて来れなかったとか…同じような人があなたの他にも歯科医院にはたくさん来られてますのでドクターやスタッフはそうそう驚きはしません。
そういう方は歯がボロボロになっていたり何本か抜けてしまっている方もいますが、その場合、使えなくなったそれらの歯の分、健康な歯に負担がかかってしまってその歯もダメになっていく事が多いです。そうなる前に治療を始められたらその歯を救う事ができるかもしれません。

歯の形がなくなるくらい虫歯の進んでしまうと、食事のときに残りの歯でしか噛めなくなるので、片側だけで噛んでしまいがちです。、すると顎の関節を痛めたり、長年続くと肩こりや頭痛などの体調不良を招く場合もあります。

歯周病については、重症になるまで自覚症状がない事も多いので、虫歯や他の理由で来られて、レントゲンを撮ったり歯ぐきの検査をして初めてご本人が知るということもよくあることです。

また、ご本人が全く気付かなかった腫瘍やできものが診察を受けることで見つかって、、早めに切除したり病理検査を受けていただいた症例も当院では多くあります。

【勇気を出して! 今日が一番早い日です】
勇気を出して一度来ていただけたら、きっと「どうしてもっと早く来なかったんだろう…」と思われるはずです。もう遅いと思っているあなたもぜひ一度相談にいらして下さい。

先延ばしにして1〜2年経つとお口の中は今の状態よりさらに悪くなっているのは明白です。
今すぐ治療を始めれば、1〜2年後には治療が終わって自信を持ってお口の中を人に見せられるようになるかもしれませんよ。