歯周病に関するQ&A
- Q1 歯周病なのですが、他院で骨がないのでインプラントできないと言われましたが、できる方法がありますか?(西宮北口 H.K様)
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A1 川本院長からの回答。 もちろん、歯周病であってもできる場合とできない場合があります。
GBR(骨の再生手術)やサイナスリフト(上顎の骨の厚みを増やす上顎洞挙上術)などの骨を増やす処置をすれば可能な場合がほとんどです。
ただし、そのためには、CT診断が必要となります。 まずは、お気軽にお尋ね下さい。(アルティス歯科・矯正・口腔外科クリニック西宮北口の院長) - Q2 タバコを吸うのですが、インプラントできますか?(西宮北口 K.T様)
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A2 川本院長からの回答。 歯周病のリスクファクター(歯周病を進行させる因子)は幾つかありますが、その中で最も危険度が高いものが喫煙です。
また喫煙により、口腔内の粘膜内の血管が硬化を起こすため、ブラッシング時の出血が見られないことも多く、自覚症状ないまま重度歯周炎になっていることが多いです。
インプラントは顎の骨に移植する人工臓器の一種ですので、 リスクが高いと骨の治癒も悪くインプラントを行うには向いていないと言えます。 (アルティス歯科・矯正・口腔外科クリニック西宮北口の院長) - Q3 歯周病に効く歯磨き粉を教えて下さい(西宮北口 D.S様)
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A3 川本院長からの回答。 歯周病はある程度進行すると、顎の骨が吸収し歯肉の中の歯根に歯石がついてしまいます。
そのため、歯磨き粉だけでは歯周病を治すことは難しく、必ず歯科医院での治療が必要です。
しかし、歯周病の予防には歯磨き粉は多少の効果がある可能性があります。一般的にはグルコン酸クロルヘキシジンという成分は、プラーク(歯垢、細菌の塊のこと)形成を抑制する働きがあると言われていますが、高濃度で長期間使用することで、歯が黄色く着色してしまう可能性があるため、短期間での使用または低濃度の使用に限られます。
ただしこれも歯の周りにまんべんなく成分が行きわたる必要性がありますので、基本的にはきちんとした歯磨きが必要になります。(アルティス歯科・矯正・口腔外科クリニック西宮北口の院長) - Q4 歯周病に効く薬はありますか?(西宮北口 Y.M様)
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A4 川本院長からの回答。 歯周病は、歯周病菌による感染症です。そのため歯周病菌を除去する効果のあるお薬はあります。歯周病の原因菌は1種類ではありません。
そこで2種類の抗生物質を服用して頂くことが世界標準となっています。しかし、そのうちの一つの薬剤は、残念ながら日本においては歯科治療の適応として認可が下りていません(歯科以外では日本でも使用されています)。
アルティス歯科・矯正・口腔外科クリニック西宮北口で行う米国式歯周治療では、この世界基準の2種類の抗生物質を使用して、歯周治療を行います。 しかし、お薬だけで歯周病は治らないことを念頭に置いておく必要があります。
歯ブラシを全くせずにお薬だけでは残念ながら除菌できません。口腔内の細菌はバイオフィルムという保護膜を作っていることが原因です。
このような抗生物質を使用した治療は、従来の歯周病治療に対して、より効果を高めるための補助的な治療方法です。(アルティス歯科・矯正・口腔外科クリニック西宮北口の院長) ) - Q5 歯周病に向いている歯ブラシを教えて下さい(西宮北口 F.M様)
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A5 川本院長からの回答。 歯周病は細菌による感染症です。ですので、お口の中からできる限り細菌(プラーク)を除去する必要があります。患者さまによって口腔内の状態や歯磨きの癖は違います。
当院では口腔衛生のプロである歯科衛生士が、お一人お一人に合った歯ブラシと歯磨き法をご指導させていただきます。(アルティス歯科・矯正・口腔外科クリニック西宮北口の院長) - Q6 歯周病予防のためにはどれくらいの頻度で通院すればよいですか?(西宮北口 N.A様)
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A6 川本院長からの回答。 通常は3ヶ月から6ヶ月に1度の通院が望ましいです。
患者さんによって、口腔内の清掃状態、歯牙、歯並びの状態などによって変わります。歯科医師、歯科衛生士と相談の上決定することが望ましいです。(アルティス歯科・矯正・口腔外科クリニック西宮北口の院長) - Q7 口臭が気になるのですが、歯周病でしょうか?(西宮北口 K.H様)
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A7 川本院長からの回答。 口臭の原因は、歯周病、虫歯、口腔乾燥、口腔内清掃不良、鼻咽腔疾患、消化器疾患などです。
何が原因かは歯科医院での検査・診断が必要です。 口腔以外に原因がある場合もありますが、多くの場合はやはり口腔内の細菌繁殖による臭気ですので、原因を根本から治療する必要があります。 (アルティス歯科・矯正・口腔外科クリニック西宮北口の院長) - Q8 口腔外科専門医やインプラント専門医というのを聞きますが、普通の歯科医と何が違うのですか?(西宮北口 S.H様)
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A8 口腔外科専門医小橋医師からの回答。 専門医とはある一定以上の知識と経験があるという指標の一つになります。
歯科治療の先進国の一つである米国では9つの専門医があり、一般医が手に負えない病状の患者さんを各分野の専門医が診るのが普通になっています。
日本でも、学会により認定された専門医や大学病院等で特定の分野で研修を積んだ歯科医師はいますが、米国と異なって専門歯科医院というのは非常に少なく、ひとつの歯科医院の中で、専門医が他の治療もおこなったり、逆に一般医が専門医に近い診療も行ったりしますので、患者様にはどの歯科医師がどの治療が得意なのかがわかりにくくなっています。
しかし、医療の進歩によりそれぞれの治療に対する、技術、知識、経験がより問われるようになってきているため、これからは日本でも専門歯科医院や専門分野ごとに専門医師がいる総合歯科医院が増えてくることが考えられます。
アルティス歯科・矯正・口腔外科クリニック西宮北口では、インプラント、口腔外科、歯周病、補綴、歯列矯正等を専門機関で経験を積んだ医師や専門医がいますので、各分野での高度な医療をご提供することが可能となっております。(アルティス歯科・矯正・口腔外科クリニック西宮北口の小橋医師)