こんにちは!西宮北口駅すぐの「アルティス歯科・矯正・口腔外科クリニック西宮北口」の歯科助手Yです!
連日厳しい暑さが続いておりますが、皆様いかがお過ごしでしょうか?
「暑くて外に出るのが億劫だな…」「冷たい麺類や柔らかいものばかり食べてしまっている」という方も多いかもしれませんね。
この時期、当院の受付や診療室で患者様とお話ししていると、「なんだか最近体が疲れやすくて」「食欲があまり出ないんだよね」「暑さでバテ気味で…」というお声をよく耳にします。でも実は、そのからだの不調、単なる夏の暑さや体調不良だけではなく「お口の機能の衰え」が関係しているかもしれないことをご存じでしょうか?
今回は、特に50代以上の皆様にぜひ知っていただきたい「口腔機能低下症(こうくうきのうていかしょう)」について、私たち歯科助手の視点から詳しく、そして分かりやすくお話しさせていただきますね!
「えっ、まだ50代だし、お口の衰えなんてずっと先の話でしょ?」と思われていませんか?
実は、口腔機能低下症の保険適用検査は50歳以上から認められているんです!つまり、医療の世界でも「50代はお口の健康の大きな曲がり角であり、予防を始める絶好のタイミング」と位置づけられています。
ご自宅で簡単にできるセルフチェックや今日から試せるトレーニング方法もたっぷりとご紹介しますので、ぜひ最後までお読みいただき、ご自身や大切なご家族のお口の健康にお役立てください!
1. 「口腔機能低下症」とは?〜お口の衰えのサイン〜
「口腔機能低下症」という言葉、少し難しそうな漢字が並んでいてピンとこないかもしれません。
わかりやすく一言で言うと、「お口が持っているさまざまな機能(噛む、飲み込む、話す、潤すなど)が複合的に低下している状態」のことです。
私たちは普段、ほとんど無意識にお口を使っていますよね。でも、思い返してみてください。お口には毎日、本当にたくさんの大切な役割があります。
・食べ物をしっかり噛み砕く(咀嚼機能)
・食べ物や飲み物をスムーズに喉へ送り込む(嚥下機能)
・相手に伝わるようにスムーズに言葉を発する(発音機能)
・唾液を出してお口の中を潤し、清潔に保つ(自浄・殺菌機能)
・豊かで魅力的な表情をつくる(表情筋の動き)
加齢に伴う変化をはじめ、虫歯や歯周病で歯を失ってしまったり、日常的にお口の筋肉を使う機会が減ったりすることで、これらの機能が少しずつ、知らず知らずのうちに衰えていくのが「口腔機能低下症」です。
「オーラルフレイル」との違いは?
歯科の分野では「オーラルフレイル」という言葉もよく使われますが、この2つには明確な違いがあります。
| 状態 | 特徴と位置づけ |
| オーラル フレイル |
お口の機能の「前段階」の衰え(「最近硬いものが噛みにくくなった」「時々むせることがある」など、生活の中で感じる微細な衰えのこと。まだ予防や改善がとてもしやすい状態です)。 |
| 口腔機能 低下症 |
歯科医院での専門的な検査によって客観的に機能低下が確認された「病名」のこと。 |
この状態を「まあ歳だから仕方ないか」「そのうち治るだろう」と放置してしまうと、お食事を十分に楽しめなくなって栄養失調や脱水症状に陥ったり、全身の筋力が低下する「フレイル(健常と要介護の中間の状態)」へと急速に進行してしまうことがあります。
さらに恐ろしいのは、本来は食道に入るべき食べ物や唾液が誤って気管に入ってしまうことで起きる「誤嚥性肺炎(ごえんせいはいえん)」を引き起こすリスクが高まることです。
お口はまさに「全身の健康を守るための第一の入口」です。お口の機能をいつまでも健やかに維持することは、元気で自立した健康寿命を延ばすために非常に重要なカギを握っています!
2. なぜ50代からリスクが急増するの?
「お口の機能低下なんて、70代や80代のご高齢の方の問題でしょ?」と思われがちですが、実は50代からお口の中の環境や筋力はドラマチックに変化します。受付やカウンセリングの現場でも、50代に入ってからお口の違和感を訴える患者様が増えるのを実感しています。その大きな理由は主に3つあります。
① 歯周病の進行と歯の喪失リスク
50代になると、長年蓄積された歯周病の進行によって、歯ぐきや歯を支える骨が弱まり、歯を失うリスクが急増します。「たった1本くらい抜けても大丈夫」と思われがちですが、1本でも歯を失うと噛み合わせのバランスが崩れ、残っている周りの歯にかかる負担が一気に増えてしまいます。その結果、全体の咀嚼能力(噛む力)が低下し始めてしまうのです。
② 唾液分泌量の低下(ドライマウス)
加齢に伴う唾液腺の衰えだけでなく、他のお病気の服薬による副作用、日常のストレスなどによって、唾液の分泌量が減少しやすくなります。特に女性の場合は、更年期以降のホルモンバランスの大きな変化によって「お口の渇き(ドライマウス)」を感じる方が多くいらっしゃいます。唾液が減るとお口の中が粘ついて話しにくくなったり、パサつく食べ物が喉を通りにくくなったりします。
③ お口まわりの筋肉(舌・唇・頬)の衰え
足や腰の筋肉と同じように、お口のまわりにある筋肉や「舌」の筋肉も、使わないでいるとどんどん筋力が落ちていきます。特に近年は、柔らかい食べ物を好む食生活の変化や、長引いたマスク生活によって口元を大きく動かして会話する機会が減り、知らず知らずのうちにお口の筋力が衰えている方がとても多く見受けられます。「最近、よく唇を噛むようになった。」というのもお口周りの筋力の低下が原因になっていることも少なくありません。
「まだ若いから自分は関係ない」と思って放っておくと、60代・70代になった時に深刻な機能障害として表れてしまいます。だからこそ、国の制度としても保険適応となる「50歳」からの早期発見・早期ケアがとても大切なのです!
3. あなたのお口は大丈夫?セルフチェックしてみよう!
ご自身やおご家族のお口の機能が衰えていないか、ぜひ以下のチェックリストで確認してみてください。
【口腔機能セルフチェックリスト】
・[ ] お茶や汁物、味噌汁などを飲むときに「むせる」ことが増えた
・[ ] 硬いものが噛みにくくなった(たくあん、せんべい、お肉、タコ・イカなど)
・[ ] 食事の時間が以前より長くなった、または口から食べこぼすことがある
・[ ] お口の中が乾きやすい、喉が渇きやすく水をよく飲む
・[ ] 最近、自分の口臭が気になり始めた
・[ ] 滑舌が悪くなった気がする、話している最中に言葉が詰まる・噛んでしまう
・[ ] 食事をした後、食べ物が口の中や頬の脇に残っている感じがする
・[ ] 唇や頬の内側をよく誤って噛んでしまうことが多くなった
いかがでしたでしょうか?
もし1〜2項目でも当てはまるものがあれば、お口の機能が低下し始めている初期サインかもしれません。
「最近疲れているからかな」「年齢のせいだから仕方がない」と諦めて見過ごしてしまわずに、ぜひ一度歯科医院で専門的な検査を受けてみてくださいね。
4. 歯科医院で行う「口腔機能精密検査」とは?
当院「アルティス歯科・矯正・口腔外科クリニック西宮北口」では、50歳以上の患者様を対象に、口腔機能低下症の専門的な検査(保険適用)を実施しています。
診療室ではドクターや歯科衛生士が中心となって検査を進めますが、私たち歯科助手も患者様がリラックスして受けていただけるよう、スムーズな誘導や機器の準備などをしっかりサポートしております!
検査では、患者様の症状に合わせて、以下の7つの項目のいずれかをを評価します。
1. 口腔衛生状態の低下(お口の汚れ具合): 舌の表面に付着している汚れ(舌苔)の範囲や量を専門の基準で調べます。
2. 口腔乾燥(お口の潤い度): 「口腔水分計」という専用の計測器をお口の粘膜に数秒あて、潤い度を測定します。
3. 咬合力低下(噛む力): 圧力を測定する特別なフィルムをぐっと噛んでいただき、噛む力の強さやバランスを数値化します。
4. 舌唇運動機能低下(舌や唇の動きやすさ): 「パ」「タ」「カ」の音を1秒間に何回発音できるかを専用の機械で計測します。
5. 舌圧低下(舌を押す力): 小さな風船のようなセンサーを舌と上あごで押し潰していただき、舌の押し上げる力を測定します。舌は食べ物を喉奥に送り込む重要な筋肉です。
6. 咀嚼能力低下(噛み砕く力): 専用のグミゼリーを数秒間噛んでいただき、どれくらい細かく噛み砕くことができるかを測定します。
7. 嚥下機能低下(飲み込む力): 専門的な質問票などを用いて、普段のお食事での飲み込み能力を総合的に評価します。
「検査」と聞くと「痛いのかな?」「痛い治療をされるのかな?」と不安になる方もいらっしゃるかもしれませんが、ご安心ください!痛みはまったくありませんし、ちょっとしたゲーム感覚で短時間で終わるものばかりです。
ご自身の「お口の力」を客観的な数値で確認することで、「自分は舌の力が弱っているんだな」「噛む力はバッチリだな」と現状が明確になり、これからのケアやトレーニングの目標が立てやすくなりますよ!
5. ご自宅で今すぐできる!お口のトレーニング・予防法
もし検査で機能低下が見つかったとしても、決して落ち込む必要はありません!
お口のまわりの筋肉も、足腰の筋トレと同じように毎日トレーニングを継続することで、しっかりと鍛え直し、回復させることができます。
当院のカウンセリングなどでも患者様によくおすすめしている、ご自宅で手軽に取り組めるトレーニング方法をご紹介しますね。
① パタカラ運動(お口の総合準備運動)
発音することによって、唇、舌の先、舌の奥、喉の筋肉をまんべんなく鍛えるトレーニングです。「パ・タ・カ・ラ」と、それぞれの音を大きくハッキリと、お口を意識して発声します。
・「パ」の音: 唇をしっかり閉じて開く(食べこぼしを防ぐ唇の筋力を鍛えます)
・「タ」の音: 舌の先を上の上あごにしっかり押し付けて発音(食べ物を押し潰す力を鍛えます)
・「カ」の音: 舌の奥を上あごの奥に押し付けて発音(食べ物を喉へ送る誤嚥防止の力を鍛えます)
・「ラ」の音: 舌を丸めて弾くように発音(食べ物をまとめてスムーズに喉へ送り込む力を鍛えます)
【やり方】
毎食前などに「パ・パ・パ」「タ・タ・タ」「カ・カ・カ」「ラ・ラ・ラ」そして「パ・タ・カ・ラ」と各10回程度、大きな声(出せない環境なら口を大きく動かすだけでもOK)で行ってみましょう!
② 唾液腺マッサージ(お口の乾燥・ドライマウス対策)
唾液が出やすくなる3つの大きなポイント(耳下腺・顎下腺・舌下腺)を、指の腹を使ってやさしくマッサージします。
・耳下腺(じかせん): 上の奥歯あたりの頬に人差し指から薬指までの指の腹を当て、後ろから前へ向かって優しく円を描くようにマッサージします(10回程度)。
・顎下腺(がっかせん): あごの骨の内側の柔らかい部分に親指を当て、耳の下からあごの下に向かって順番に優しく押し上げていきます(各ポイント5回ずつ)。
・舌下腺(ぜっかせん): あごの真下(あごの先端の骨のすぐ内側の柔らかい部分)を、両手の親指を揃えて上に向かって突き上げるように優しく押します(10回程度)。
お食事の前に行うと、じわっと唾液が分泌されてお口の中が潤い、食べ物の飲み込みがとてもスムーズになりますよ!
③ あかべえ体操(舌の筋力アップトレーニング)
1. お口を大きく開けて、舌を前に向かって「べー」と限界まで突き出します(そのまま5秒間キープ)。
2. 舌を上(自分の鼻の頭を目指すようなイメージ)に向かってぐーっと伸ばします(5秒間キープ)。
3. 舌を左右に大きく引っ張るように動かします(左右交互に各5秒間キープ)。
慣れるまでは少し疲れるかもしれませんが、お風呂に入っている時やテレビを見ている時のスキマ時間を使って、毎日少しずつ続けてみてくださいね。
6. この夏、定期検診でお口のチェックをしてみませんか?
「夏場は暑くて外に出るのが大変だから、しばらく歯医者さんの定期検診はお休みにしようかな…」
とお考えの方もいらっしゃるのではないでしょうか?
ですが、実は暑さで体力が削られ、冷たい飲み物や口当たりの良い柔らかい食事(素麺やうどんなど)に偏りがちな夏こそ、お口の中の環境が悪化しやすい非常に危険な時期なのです。
体内の水分が不足してお口が渇くと、唾液の殺菌作用が弱まり、虫歯や歯周病のリスクが一気に高まります。それと同時に、柔らかいものばかり食べることで咀嚼筋を使わなくなり、お口の機能低下にも拍車がかかってしまいます。
私たち「アルティス歯科・矯正・口腔外科クリニック西宮北口」は、阪急「西宮北口駅」から目と鼻の先という大変アクセスしやすい立地にあり、猛暑の日でもペデストリアンデッキを通ってご来院いただきやすい環境です。また、お車でいらっしゃる方には駐車場サービスもご案内しております。
また、院内は常に快適な室温と湿度に空調管理を行っており、感染対策や清潔維持も徹底しておりますので、暑い日の外出の合間でもリラックスして診察を受けていただけます。
「最近、お茶を飲むときに少しむせやすくなったかな?」
「お肉や根菜類が噛みにくくなってきたかも…」
「今年で50歳を迎えたし、一度お口の状態を詳しく調べてみたい!」
そう思われた方は、ぜひお気軽に当院の定期検診および口腔機能検査にお越しください。
経験豊富な歯科医師や歯科衛生士が、お一人おひとりの歯やお口の状態、筋力に合わせた最適なケア方法やトレーニング方法をご提案いたします。そして私たち歯科助手も、ご予約の受付から診療室での誘導、お会計まで、皆様が不安なく笑顔で過ごしていただけるよう、親身になって精一杯サポートさせていただきます!
まとめ:西宮市・西宮北口でお口のお悩みなら当院へ!
お口の健康は、全身の健康と元気を支える「すべての源」です。
「口腔機能低下症」は、決して怖がる病気ではありません。早期に変化に気づき、正しい知識を持って適切なケアやトレーニングを行っていけば、機能を維持し、再び改善させることができます!
50代からの新しい予防習慣・アンチエイジングとして、ぜひお口の定期検診をはじめましょう!
西宮市・西宮北口エリアで、虫歯や歯周病の予防・治療から、口腔機能低下症のご相談、矯正歯科、口腔外科まで、お口のことを総合的に安心してお任せいただける歯医者をお探しなら、アルティス歯科・矯正・口腔外科クリニック西宮北口にお任せください。
スタッフ一同、温かい笑顔で皆様のご来院を心よりお待ちしております!
【医院情報】
・医院名: アルティス歯科・矯正・口腔外科クリニック西宮北口
・住所: 兵庫県西宮市(阪急西宮北口駅すぐ)
・Web予約・ご相談: 当院公式ホームページより24時間いつでも受付中!
(※記事内でご紹介した検査内容や治療についての詳細は、どうぞお気軽に当院スタッフまでお声がけください)


