成人矯正

  • HOME>
  • 成人矯正

成人でも矯正治療は可能です

成人でも矯正治療は可能です

多くの方が矯正治療は子どものためのものと考えがちですが、成人でも矯正治療は十分に可能です。成人矯正治療の目的は、美しい歯並びの獲得だけでなく、正しい咬合関係の確立や口元の審美性向上、虫歯や歯周病の悪化予防など多岐にわたります。

矯正治療は咀嚼、嚥下、発音、
呼吸といった口腔機能を向上させ、全身の健康増進と第一印象の改善にも貢献します。

20代の若年成人だけでなく、歯槽骨や歯肉の健康状態が良好であれば、40~60代の方でも矯正治療は可能です。ただし、歯周病が進行し歯槽骨が著しく減少している場合には治療ができないこともあるため、事前の精密検査が重要となります。

成人矯正治療の特徴

ご本人の意思による治療開始

小児矯正が保護者の判断で開始されることが多いのに対し、成人矯正は本人の意思決定によって治療が始まります。そのため治療へのモチベーションが高く、装置の管理や口腔衛生への意識も高いことから、効率的な治療進行が期待できます。

成人矯正のメリット

審美性の向上

出っ歯、叢生(歯のでこぼこ)、受け口などの不正咬合や口元の突出感を改善し、第一印象を向上させます。

口腔機能の改善

不正咬合により低下した咀嚼、嚥下、発音、呼吸などの機能が改善します。適切な咀嚼は消化吸収を促進し、胃腸への負担軽減にも寄与します。

口腔衛生の向上

歯並びが整うことで歯磨きがしやすくなり、虫歯や歯周病のリスクが減少します。

精神的効果

コンプレックスだった歯並びや口元の改善により、人前での会話や笑顔に自信が持てるようになり、より積極的な社会生活を送れるようになります。

小児矯正との違い

歯が移動する基本的なメカニズムは成人も小児も同じですが、いくつかの違いがあります。

  • 成人は成長発育が終了しているため、歯の移動速度がやや遅くなります
  • 顎の骨の成長を利用する顎骨拡大装置は成人では効果が期待できません
  • 叢生や出っ歯の改善のため、目立ちにくい小臼歯の抜歯が必要となる場合があります
  • 成人は本人の意思と費用負担で治療を行うため、協力度が高いという利点があります

成人矯正で使用する装置

表側矯正(ラビアルブラケット)

歯の表面に装着するタイプの矯正装置です。従来の金属製ではなく、セラミックやプラスチック製の白色や透明の装置を使用することで目立ちにくくなっています。近年では多くの著名人やスポーツ選手も矯正装置を装着したまま公の場に出ています。

裏側矯正(リンガルブラケット)

歯の裏側に装置を装着する方法です。外部から矯正装置が見えないため、見た目を重視する接客業の方などに適しています。ただし、発音障害、清掃性の低下、費用や治療期間の増加などのデメリットも考慮する必要があります。

マウスピース型矯正(アライナー)

透明な薄型マウスピースを段階的に交換しながら歯を移動させる方法です。目立たず、食事や歯磨き時に取り外せるメリットがありますが、適応症に制限があり、1日20時間以上の装着が必要です。患者様の自己管理が治療成功の鍵となります。

歯が動くメカニズム

歯を支える歯槽骨は常に新陳代謝を繰り返しています。矯正治療では、この骨のリモデリング機能を活用し、弱い持続的な力を歯に加えることで徐々に移動させます。
圧力がかかる側では骨吸収が起こり、引っ張られる側では新しい骨が形成されます。このように骨の代謝機能を利用して、歯を無理なく理想的な位置へ移動させていきます。
成人の場合は、年齢によっては骨の代謝が衰えているため、歯が動きにくいことがあります。そういったことが予想される場合や、若い方でもできるだけ早く治療を進めたい方には、骨の代謝を早める「光急速矯正装置」を併用することができます。

矯正治療の流れ

step01

初診

口腔内検査とカウンセリングを行い、治療の概要を説明します。

step02

精密検査

レントゲン撮影、口腔内・顔貌写真撮影、歯型採得など各種検査を実施します。

step03

治療計画の立案

検査結果に基づき、治療方針、期間、使用装置、費用などを詳細に説明します。

step04

動的治療の開始

矯正装置を装着し、定期的な調整を行いながら歯を移動させます。

step05

動的治療の終了

目標とする歯列・咬合が得られたら矯正装置を除去し、保定装置に移行します。

step06

保定期間

歯の後戻りを防ぐため保定装置を使用し、定期的な経過観察を行います。

年齢にかかわらず、歯肉と歯槽骨が
健康であれば矯正治療を始めることできます

年齢にかかわらず、歯肉と歯槽骨が健康であれば矯正治療を始めることできます

成人の矯正治療は歯並びや咬合の改善だけでなく、口腔機能の向上や全身健康への貢献、さらには生活の質や人生観にも良い影響をもたらします。
矯正治療は一定の期間と費用を要するため、専門医による十分な説明を受け、ご納得をされた上で治療を開始されることをおすすめします。当クリニックでは患者様お一人ひとりの歯の状態とご希望に合わせた最適な矯正治療計画をご提案いたしますので、どうぞお気軽にご相談ください。

費用

メタルブラケット(フルマウス)装着 770,000円~
セラミックブラケット(フルマウス)装着 858,000円~
リンガルブラケット(フルマウス)装着 1,320,000円~
乳歯列期~永久歯列期
【前期治療】混合歯列期に行なう早期治療 330,000円~
【後期治療】永久歯列期に行なう完成治療 440,000円~
マウスピース型矯正(インビザラインコンプリヘンシブ2)装着 748,000円~
インビザラインファースト 乳歯列期~永久歯列期
【前期治療】混合歯列期に行なう早期治療 605,000円~
【後期治療】永久歯列期に行なう完成治療 550,000円~
インビザライン口蓋拡大装置 乳歯列期~永久歯列期 308,000円~
急速矯正治療
①PBMヒーリング装置 一装置 143,000円
② コルチコトミー (口腔外科医担当)
一顎につき歯牙6本まで 220,000円
歯牙1本追加につき 55,000円

※料金は全て税込表記になります。

お問い
合わせ

Web予約

Web問診

ブログ

歯科衛生士
コラム